11/12 「咲くやこの花賞受賞記念」SAKINO ASAIヴァイオリンリサイタル、ご来場ありがとうございました!

沢山のお客様にご来場いただき、私の好きな曲ばかり演奏する事ができて、私にとって、とても贅沢なコンサートが開催できました。

ご来場いただいた方々はもちろん、企画して下さった毎日新聞関係者の皆さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

延原さんの巧みなお話も交え、お客様も楽しそうに聴いて下さっていて、私も嬉しくなりました。

大阪市中央公会堂の中集会室は、客席のお顔が演奏しながらも見える、程よい明るさと近さが好きです。

いつも来て下さる方を発見すると励まされます。

演奏した曲のこともちょっと書きますね。

「ひばり」、当日いちばんの拍手を頂きました!

ひたすら同じリズムに乗ってひばりがさえずる、音楽というより芸を披露しているようですね。

「タイスの瞑想曲」、オペラ『タイス』の間奏曲で、快楽主義の娼婦タイスが、神の道を教えられ改心する場面で流れる曲です。

甘やかなメロディの中に決意や救われた喜びが込められていて、大好きな曲です。

「チゴイネルワイゼン」、抑えきれない悲しみが迸るようで、まさしく「チゴイナー(ジプシーの)ワイゼン(歌)」だなぁと思います。

人の心に訴える力がすごいです。

名曲ってやっぱり名曲ですね。

私自身が曲の魅力に引きずり込まれる気がしました。

アンコールはピアソラの「オブリビオン(忘却)」。映画「エンリコ4世」のために書かれた曲です。

ゆったりとしたミロンガのリズムにロングトーンで始まるメロディーは、淡々としていながらも切なさに満ちていて、

私はこの曲を弾くといつも「孤独」という言葉が浮かびます。

一緒に演奏を作ってくれたテレマンアンサンブルのメンバー、延原さん、ご来場下さった皆様、主催者の皆さん、本当にありがとうございました!

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