ありがとうございました
10月後半は沢山の演奏会がありました。文化庁のお仕事の鹿児島での学校公演も無事行く事ができました。ご来場下さった皆様、関わって下さった皆様、本当にありがとうございました!
ちょっと遅くなりましたが、10月の定期演奏会について。
サリエリ『ムーア人』序曲
ベートーヴェン交響曲第7番&第8番
今回もアクシデント発生。前半プログラムの第8番の1楽章で、私のE線が切れてしまいました。普通のオーケストラなら隣の方の楽器をお借りして、そこから楽器リレーが行われるところですが、今回小編成で2人しかいないので弾くのを止めるわけにもいかず、『これはヴィオラだと思おう』と自分に言い聞かせながら弾き続けました。さすがに弾けないところもありましたが、隣の田畑さんが本当に素晴らしくて、完璧にフォローして下さいました。
1楽章が終わり、弦を張り替えに退出しましたが、とても手早く張り直せたのではないかと自負しております。
今回のベートーヴェン2曲は、この少人数の弦ではやっぱりもう太刀打ちできない壮大さだな、と思いました。特に第7番、みんなでどんどん盛り上がって、そしてテンションマックスで出てくるテーマが1stヴァイオリン2人だけ、というような場所が多々あって。初めてモダン弦を切ってしまったのも、少しでも音が飛ぶようにと練習で酷使した結果かもしれません。ただ、こんなにも力の限り弾く演奏会はそう経験できるものではなく、アドレナリンが出ているのでしょうか、とても楽しかったです。やり切ったという達成感や一体感を強く感じました。
そして、その後の肉体疲労もまた一段と凄かったです。
11月の定期演奏会はいよいよ第九です!合唱も感染対策はしっかりと考えて、この冬最高の『歓喜の歌』をお届けしたいと思っています!お楽しみください!
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