素敵なヴィヴァルディ!
素敵なヴィヴァルディ!
6月10日開催のマンスリーコンサート(大阪倶楽部)に向けて頑張っています!(緊急事態宣言、再延長になるようで、また開催できなくなるかもしれませんが・・・)
プログラムはオールヴィヴァルディ協奏曲!
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 RV548
ヴァイオリン協奏曲RV253『海の嵐』
チェロ協奏曲 RV422
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 RV397
オーボエ協奏曲 RV462
2つのチェロのための協奏曲 RV531
ヴィヴァルディの曲は勢いがあってとってもカッコいいですが、結構似ている曲が多いです。協奏曲だけでも500曲以上もあるので、それも当然かもしれません。ヴィヴァルディはベネツィアのピエタ慈善院で、長年音楽教師を務めていました。 ピエタ慈善院とは、孤児・棄児を育成するために設立された慈善機関ですが、音楽的な才能がある子どもは「合奏・合唱のむすめたち」として音楽教育を受け、本格的なコンサートを開いていました。ヴィヴァルディが教師に就任してから飛躍的に演奏技術が向上し、ヨーロッパ各地から沢山の人が演奏を聴きに訪れたようです。ヴィヴァルディは彼女達のために、沢山の合奏協奏曲を書いたのですね。
大島真寿美さん著書の『ピエタ』という本があり、読んでみました。
ヴィヴァルディ先生が亡くなったという知らせを主人公が受け取るところから始まり、ヴィヴァルディの生前の交流を巡って静かに物語は流れていきます。ヴェネツィアの運河とシンクロするようで、優しくとても美しいお話でした。
実は《文学と音楽のコラボレーション》と題し、テレマンアンサンブルが大島さんと奈良で共演させて頂く企画があったのですが、去年から延期を繰り返しています。
開催できる日が楽しみです。
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